ヘタレ上手が出世上手

いやぁ、いま中野剛志の出ているニコ生を見ていたんですけれども、人の心情につけいるのが上手いね。柔軟に適度にヘタレて弱さをみせると日本人はすぐにほだされるからね。ああいう所が出世できるコツなんでしょうけど、そんな理由で支持が広がられても困るんですけれども。
ああいう上手さを見ていると個人的に正反対なのでますます否定的になってしまいますね。
ニコ生でもあまり具体的な話は出なかったのですけれども、中野がなんか面白いこというとそれに共感しちゃう人が大勢いて、それは内容とは無関係なはずなんだけど、中野の意見にも同調しちゃうんですよね。異様なんだけど日本では一般的に見られます。困った話です。心情的に好意が持てるということと内容に賛成するということは違うことで、それくらいのこと皆言えるんだけど、実際にTPPみたいな問題が起こると全く忘れて情緒的に動いちゃうんですね。
この調子だと韓国のようになるかもしれませんね。韓国を嫌う人が多いのですが、実際には反韓流デモとか反TPP運動とか非常に似てきました。根拠なき推論に基づいて騒ぐというパターン。ああいう風景を見ていると「みんな根拠を探すのが面倒なんだろうな」「一度もった意見を変えるのが嫌なんだろうな」と思いますね。日本社会は全然知的じゃないと改めて思いました。