正社員の求人倍率0.37

http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20110927k0000m070132000c.html?inb=yt

記者の目:生活保護200万人の時代=小林多美子
 働きたくても働けない人が増えている背景には、まず不景気に伴う厳しい雇用状況がある。7月の全国の有効求人倍率は0.64倍。正社員の職を求めようとすれば0.37倍まで下がる。


 新潟市で6月から生活保護を受給している女性(48)は、アルバイトで警備員をしている。日給は5000円ほど。若者に優先的に仕事が回るのか、仕事が毎日入るわけではない。特に3月ごろからは週1回も入らない状態が続き、生活が立ち行かなくなった。
毎日新聞 2011年9月27日 0時07分(最終更新 9月27日 0時14分)

「貧しい人が増えている」とか「若者が就職できない」という話がでると決まって「選り好みしているからだ」という批判がでるのですが、正社員の求人倍率が0.37しかないという情報に接すると、話が違うな、という印象を持ちます。
困っている人を我先に叩きたがる人たちは普段よほど鬱屈した生活をしているのでしょうね。