日本の電気代は高い方向にしか行かないのか?

日本の電気代の話を各所で読んでいると「高かった。」「高い。」「高くなる。」という話しか出てこないので不審です。
日本の場合、自然エネルギーをやらなくても高くやっても高い。原発を増やしても高く廃止しても高い。発送電分離をしなくても高くしても高い。
どういう計算をしたらこういう話になるのか詳しく教えて欲しいのですよね。
原発賛成派の特徴は、計算の内訳を示さずに「原発を廃止すると電気代が高くなる。」という点です。
原発を廃止すると外国と比べてこういう点が不利になる、このくらい電気代が高くなる。」という論法がお得意なのですが、引き合いに出しているその外国自身は日本より電気代が遙かに安いのですよね。3分の1くらいとか。
発送電分離についても同じで「分離すると高くなる。」と反対派は言い、外国を引き合いに出しますが、その外国はもちろん電気代が非常に安いのです。
日本は人口あたりの原発の数がアメリカより多いですがアメリカの3倍の電気代で来て、原発を廃止するとそれより更に電気代が上がるというのです。
原発が安上がりなら日本は電気代が安い筈なんですが…
矛盾しているのですけれども、その矛盾を説明してくれる人がいないのですよ。
また、日本の電力会社の利益率は低いので発送電分離すると高い利益率を求めて電気代が上がるというロジックもあります。ここでもアメリカが引き合いに出されており、かの国の電力会社の利益率は日本より高いそうです。
繰り返しますがアメリカの電気代はそれでも日本の3分の1なんですよ。
なんで日本は高いのですか?
安上がりな原発を数多くかかえ、低い利益率で我慢する良心的な電力会社を擁し*1、世界にほこる発送電一体地域独占体制をとっているのに何で電気代が高いの?
誰か教えてください…

*1:贅沢な保養所、福利厚生、馬鹿高い報酬を差し引いた後にのこるお金が「利益」なら利率が低くて当たり前ですが、まさかそんなな単純なことすら見落とすほどの人がマスコミで発言することはないでしょうからナゾなのです。