原発はコスト高な上に温暖化防止もせず。

原発、結局はコスト高=温暖化防止せず無駄を助長−元独環境相
 来日したトリッティン元ドイツ環境相(90年連合・緑の党)は17日、都内の日本記者クラブで会見し、ドイツのような脱原発を選択すれば電気料金が上がるという批判に対し「原子炉解体と放射性廃棄物処分という二つの問題がまだ解決していない」と指摘、結局は原子力の方が自然エネルギーよりコスト高になると訴えた。
 トリッティン氏は1998〜2005年に環境相を務め、シュレーダー政権の脱原発政策に深く関わった。原子力地球温暖化を防止するという主張についても「世界の原発の4分の1が集まっている米国の1人当たりの二酸化炭素排出量は、日本の2倍だ」と反論。原子力は「むしろエネルギーを無駄に消費する構造を助長する」と切り捨てた。(2011/06/17-19:42)

日本で新規建設「不可能」 脱原発は世界的流れ
2011年6月16日 18時27分
 反原発を掲げドイツ州議会選での躍進が続く野党、90年連合・緑の党幹事長のトリッティン元環境相が16日、東京都内で共同通信と会見し、放射性廃棄物処理などの問題を抱える原発の推進は「到底理解できない」と強調。「日本は今後、新たな原発を建設することはできないだろう」と述べ、ドイツの脱原発政策を参考に、再生可能エネルギーの利用促進を図っていくよう求めた。
 一方、電力供給拠点の分散化や次世代送電網「スマートグリッド」の推進を挙げた。(共同)