最悪876ミリシーベルト/年。

むちゃくちゃだな。

放射線量 側溝上は比較的高い値
6月5日 4時44分 NHK
福島市中心部にある県庁周辺のオフィス街で、空気中の放射線量を地面からおよそ1メートルの高さで調べました。その結果、1時間当たりの放射線量は、泥や落ち葉が積もった側溝の上では、3マイクロシーベルトから4マイクロシーベルトとなっていました。福島市が、ほぼ同じ高さで測った市内の放射線量は、現在、1時間当たり1マイクロシーベルトから2マイクロシーベルトとなっていることから、線量の高さが分かります。側溝の泥に測定器を近づけると、100マイクロシーベルト近くに達する場所もあったということで、放射性物質を含んだちりが蓄積したと考えられています。

福島市の中心は原発から62キロ離れています。それがまず念頭に置くべきこと。
そして「福島市の中心で2マイクロシーベルト」というのは年間17ミリシーベルトに達します。
側溝の泥の上で100マイクロシーベルト毎時、というのは年間876ミリシーベルトです。(250ミリシーベルトで癌の危険性が10%上昇。)
福島で暮らしている人々はこれらの数字をまぜたレベルの被曝をするのでしょうが、普通の勘をはたらかせると年間20ミリシーベルトを超えるだろうな、と思います。(しかもこれらは内部被曝を考慮していない!)
チェルノブイリでは年間5ミリシーベルト強制移住だった筈…
旧ソ連共産党独裁国家で政治に民意などまるで反映されない帝国でしたが、それよりも遙かに非人道的な処置しかできないのが私たちの国・日本です。その理由は「人口が密集しすぎている。」「国土が狭く放棄できない。」というものでしょう。そんなことは以前から誰にでもわかっていたのに原発推進、これからも原発推進。そして原発の受注も堅調。

原発3社「売上高拡大」
2011年6月10日 朝刊 東京新聞
 日立製作所など、国内の原発メーカー三社の本年度以降の原発事業の見通しが九日、出そろった。東京電力福島第一原発の事故で、原発事業の先行きに不透明感が増しているが、三社とも事故発生前に設定していた中長期的な売上高などの目標数値は維持した。受注目標は国内外の区別を明確にしていないが、特に海外では地球温暖化対策などで堅調に推移するとみていることが理由だ。

私たちは久しぶりに「他人の命をものともしないエゴの発露。ごまかしようの無くなった残酷さの漏出。」という人間の真実に向きあう時期にさしかかったようです。
「久しぶりに。」というのは「太平洋戦争以来。」ということですが。