更に深刻な事態への懸念は無くなっていない。

ガンダーセン氏へのインタビューです。
Transcript for Exclusive Arnie Gundersen Interview: The Dangers of Fukushima Are Worse and Longer-Lived Than We Think | Peak Prosperity
Part 2 of Arnie Gundersen Interview: Protecting Yourself If the Situation Worsens - Peak Prosperity
かなりゲッソリする内容なのですが真実に向きあう気持ちは大事です。怖いことからは目をそらすのが日本人の習い性ですが。
ながーい英語を読むのがしんどいですが、翻訳をあげてくれる人が早くも出ています。
http://ex-skf-jp.blogspot.com/

  • 燃料が溶け落ちて塊になると水を入れても表面しか冷えない。
  • 圧力容器の下部には制御棒を入れる穴があるのでそこから溶けた核燃料が抜け落ちる。
  • 1号機・2号機に関してはコンクリートを燃料が穿ち抜くことはないだろう。再臨界もない。
  • 3号機は燃料が元型をとどめている可能性があり、そうすると再臨界の可能性がある。
  • 燃料プールは1号〜4号まで再臨界の可能性がある。
  • 再臨界と停止を10分の1くらいの燃料が繰り返しているのではないか。
  • 3号機は原子炉の底がぬけて燃料が一気に落下して水蒸気爆発を起こす危険性が否定できない。100分の1くらいの確率。
  • 冷却のために原子炉に水を満たした状態で余震がくると倒壊する危険性がある。
  • 4号機のプールは核燃料がむき出し。その状態で冷却できなくなると核物質が気化して撒き散らされる。
  • 福島の事故はチェルノブイリより酷い。
  • 最初の2〜3週間で大量の放射性物質が出た。その時の風向きが内陸に向いていたら日本が滅びていた可能性もあった。
  • 4号機が余震で倒壊したら東京にいる人々も逃げたほうがいい。そのような事態を科学は想定出来ていない。
  • 汚染水の問題は深刻。汚染水の脱塩や濾過をするにしてもフィルターが溶ける可能性がある。しかもフィルター交換の為に人が近づくこともできない。
  • 25レムとは250ミリシーベルト。癌の可能性を10%引き上げる。
  • 福島の海はチェルノブイリ事故時の黒海より10倍汚染されている。
  • 1年くらい今の作業を続けるだろう。
  • 1年後に1号〜3号はコンクリートで覆うことができる。
  • しかし4号は無理。コンクリートを流しこむと建屋が倒壊する。燃料棒を取り出すこともできない。ガンダーセン氏もお手上げ。
  • 4号機の場合、建屋の周りに建屋を建造し、水で満たし、充分に遮蔽して巨大クレーンで核燃料を運搬容器に移す作業をするのではないか。しかしこの作業には何年もかかる。
  • 日本は地下水の汚染状況を全く公表していない。
  • 地下水汚染対策として建屋の周囲に深さ20㍍、幅1.5㍍の堀を構築してゼオライトで満たす。
  • 地下水が動いて広範に汚染が広がると大変なことになる。