陰と陽の二人の学者。

陰と陽、善と悪、光と闇、正義と悪、人間性への尊重と軽侮、熱意と怠惰、清貧と強欲、誠実と不誠実、真実と嘘…とまあ本当に映画のキャラクターのようにきれいに好対照になっているお二人です。
ぱっと見て共通しているのは二人とも非常に頭が良いということくらいでしょうか。

最近は福島事故の影響もあって小出先生への支持が急拡大していますね。私もニワカな支持者の一人なのですが、この動画を見て単純に「さすが小出先生!」と熱狂するだけではいけない状況が私たちにあると気づかなければならないような気がします。
小出先生と斑目センセは確かに真逆の要素をそれぞれ寄せて造られたような方達ですが、人間観において到達している所が近いのです。それに気づかなくてはいけません。
小出先生は40年にわたる失望の経験と今回の福島事故を受けた人々の反応を見て、斑目センセはおそらく人生の初期から迷うこと無く合理的に判断して、「人間には期待できない。」という感慨をもたれているのです。
これは「誰かどこかに悪いヤツがいる。」という話では全然なく、私たちの日常のスタンスへの評価だということを受け止めなくてはならないのです。