日本陸軍と中国

日本陸軍と中国 (講談社選書メチエ)

日本陸軍と中国 (講談社選書メチエ)

この本を読んでいて思うのは、日本人って翻弄されやすいなあということ。
翻弄しているつもりがさせられ、みたいな。
思想っていうか哲学っていうか判断力っていうか自我っていうか、ある程度確固とした行動基準があってしかるべきだと思うのですが、それがないのがむしろ一般的な国民性なんだな、と思います。
あと自他の区別の曖昧さね。
自分の行動基準がはっきりしないから、他者、特に外国人の行動基準を観察して理解するのが難しいのかも知れんな、とか。
外国人も自分たちと同じように感じたり考えたりするはずだ、という前提で動いちゃうような感じ。