医師不足問題。

http://inoue0.exblog.jp/4711705/

・先日、厚生労働省を退職して大学教員に納まった人の論文を読んで驚いた。いわく、「日本は病院が多すぎるのだから、このままどんどんつぶれて適正数にまで減れば、医師不足は解消される」と本気で書いている。病院が倒産するということは、その周辺の地域医療が崩壊するということで、それをどうケアするのかという視点に欠けている

これって、「ブラックジャックによろしく」にも描いてあったような気がするのですが、あの漫画の意見は間違いということでOK?

日野原重明先生は「モチベーションの高い人を医学部に入学させよ」と言っているが、いくらモチベーションが高くても、低賃金、長時間労働を気にしないような人は、現代では常軌を逸しているというべきである。そういう人は、かえって医療現場で問題をひきおこす可能性がある。

「医者が長時間労働をせざるを得ない」という状況は事実でしょうが、どこかの地方で確か半億円くらいもらっていた例があったと思いますが…
勤務医が「低賃金」と言い切ってしまうあたりに、「信じていいのかな」という気分を起こさせてしまうものがあります。

独りで半億円もらって過重労働するより、2千万ずつ3人でやればいいのに、と思うのは素人だからなんでしょうね。

結局、現在30兆円の医療費を増やすことを政策として採用させない限り、医療崩壊を防ぐことはできないらしい。自分も以前から漠然と思っていたのだが、豊富なデータで裏付けられると、医療問題の深刻さに足がすくむ。

で、ひっかかるのがこの辺なんですよね。
独りで半億円もらって過重労働して、それが続かなくなりました、というよくわからない話の一方で解決策が「医療費を増やすこと」とか言われてもなあ…と。
誰かエロい人に、この辺の疑問について教えてほしい気がします。
無い袖を振ることだけが解決策だ、と言い放ってよいものなんでしょうか?