待機児童の増加はしばらく続く・・・のでは?

待機児童2.3万人、増加続く 「隠れ」は6.7万人
朝日新聞デジタル 9月2日(金)11時42分配信
待機児童2.3万人、増加続く 「隠れ」は6.7万人
 自治体が認可する保育施設に入れない子ども(待機児童)が4月1日時点で2万3553人いた。昨年の同時期より386人多く、2年連続の増加。今回初めて同時に発表された「隠れ待機児童」は6万7354人で、昨年同時期より8千人ほど増えている。厚生労働省が2日、公表した。
 安倍政権は2017年度末までの「待機児童ゼロ」を掲げ、保育施設の整備を進めている。ただ、都市部で需要が集中し、対策が追いついていない。

この記事では呑気に「対策が追いついていない」などと書いていますが、安倍政権が今やっている対策では、何年間も待機児童は増え続けるか、減らないかでしょう。
税金の塊のような非効率極まりない保育所構造改革をまったくやらずに数だけ増やす、という粗雑な政策を実行していくというのですから、そう簡単に定員を増加させられるわけがありません。
記事では隠れ待機児童が6万人程度、という過小な数字が挙げられていますが、数年前の段階で潜在的待機児童は80万人と言われていましたので、これを全部吸収できるようになるのはまだまだ先の話ですし、そのために必要な財政負担は数兆円、保育所が揃ってからは毎年1兆円ずつ財政負担が増えると見積もられています。
こういう政策を通しているということは、財務省も本音では財政再建するつもりなんてないのでしょうね。