成長の力を否定したい人たち

どういうわけか「緊縮財政をしている」と批判されることが目立つ安倍政権ですが、消費増税の件を除いては予算規模が大きすぎると思うので、基本的には歳出削減するべきだと私は思うのですが、財務省の案には反対であります。

<財政健全化>甘利氏側と財務省、赤字穴埋めで対立
毎日新聞 5月15日(金)21時7分配信
 甘利明経済再生担当相は15日の閣議後の記者会見で、2020年度の財政健全化目標の達成に向けて、必要な9.4兆円の赤字圧縮のうち、財務省が8兆円を歳出削減で穴埋めするよう主張していることを明らかにした。これに対し、経済財政諮問会議の民間議員は歳出削減を「5兆〜6兆円」と提言。民間議員は首相官邸や甘利氏に近く、経済成長を優先し歳出削減を抑制したい甘利氏と、「成長頼み」を懸念する財務省との対立が鮮明になった。

金額的には8兆円くらいの歳出削減に賛成なんですけれども、財務省がやろうとしているのは経済成長の力を否定することにあると思っていますし、麻生財務相が「経済成長による増収は不安定」などと、事実とまるで異なる答弁をしていることからも確からしいと思われ、財務省案には反対です。
また、官僚が緊縮する際には、天下りを始めとした、税金を吸って私腹を肥やしている連中の部分には手をつけずに、国民生活に打撃を与えるような形で緊縮財政を行うだろうと思いますし、そうすることが官僚にとってメリットがあるようなので、そういう面からも反対です。