エンゲル係数が高まると貧しい?


エンゲル係数が日本のような先進国で高まるのが、どうして貧しくなる証拠になるのか分かりません。
例によって日経がアホ記事で煽ったので反応している人もネットではチラホラ。
エンゲル係数、21年ぶり高水準 14年度24.3% :日本経済新聞
総務省エンゲル係数がどうやって出されているか調べたのですが、ごく単純に、
食料費÷消費支出
ということのよう。
で、食料費の内訳が気になったので調べてみたら、酒、コーヒー、菓子、外食、も内訳に入っているんですよね。
統計局ホームページ/家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)
となると、酒やコーヒーや菓子や外食への支出を増やすと、「貧乏になってお可哀想…」と言われるわけです。
そんなアホな。
また、アベノミクス開始前の2012年と、2014年の食料費を比較したら、一ヶ月に約2651円、一日約88円増えただけなんですけど。
2012年は一日に約2242円、2014年には約2330円を消費支出として使っているそうですが、一日に2300円くらい使っているうち、約88円が問題になっているわけですが、これって、ちょっとしたお菓子、缶コーヒーを買う習慣がついたら余裕でオーバーしまうのですが。
そんなに問題か、これ。