2014年:日本復活へ大きく前進
今年の大イベントは言うまでもなく消費再増税の判断でしたが、なんとも意外なことに延期されました。
私は延期をまったく予想していなかったので非常に驚き、近来まれにみる快挙だと思いました。
やろうと思えばかくも大きなことが政治家にはできるのか、と、これまで常識的に持っていた観念を覆されました。
安倍政権の英断によって、今後2年以上は消費税に邪魔されずに回復への道のりを進むことができます。
よほどのことがない限り、日本の復活は成し遂げられることでしょう。
個人的には消費税が再増税されるとしても金融政策の強化があれば何とかなるだろう、と考えていましたから、追加緩和と消費増税延期、という組み合わせは満点の評価が与えられてしかるべきかと思います。
この辺、関心がない人にはピンとこないかもしれませんが、一般国民は安倍政権に足を向けて寝られないというか、そのくらいの素晴らしい成果です。
この決断によって救われる人が数十万人はいるでしょうし、数千人は命を救われることになるでしょう。
政治がやる気さえ出せばこのように巨大な善行ができることを示した稀有の例であり、心ある人が歴史に刻むべき出来事です。
来年以降も努力されるべき経済政策はもちろんある訳ですが、例えば構造改革は行うべきことが山ほどあり、政権を賭けなければならなくなるくらいの難事がいくつもありますから、全部を遂行するのを望むのは無理でしょう。
可能な限りすすめ、同時に改革の意志を持つ後継者を育て、安倍政権を可能な限り続けたあとを託すことが必要になろうかと思います。
今後10年、15年は改革のチャレンジをしていかなくてはならないだろうと思います。
デフレ脱却がほぼ確実になってきて、自分の関心は構造改革に移りつつあります。
2015年は構造改革で何がなされるべきかについて、見識を深めるのが自分のテーマになります。
それではみなさん、良いお年をお過ごしくださいませ。
心からそのように言える幸運を、多くの人が気づいてくださいますよう。