利益のでない住宅ローンなんて存在するのか?

新聞というのは基本的に読者をバカにしているので、いくらでもバカな記事を出してまいります。
読売新聞が、利益のでない住宅ローンとかいう有り得ない存在について書いています。

住宅ローン金利、最低更新…大手行「利益出ぬ」
読売新聞 12月27日(土)8時47分配信
【略】
 各行が金利を相次いで引き下げるのは、日本銀行が行う大規模な金融緩和を受け、指標となる長期国債の利回りが一段と低下しているためだ。
 加えて、銀行同士の貸し出し競争の激化も金利を一段と押し下げている。貸出先を増やしたい地方銀行が、本来の地盤を越えて営業を展開し、大手行に比べて一段と低い金利を提示したりするためだ。
 大手行からは、「個人顧客とは住宅以外での取引をもっと増やさないと利益が出なくなる」との声も聞かれるが、競争はやむ気配がなく、今後一層の金利低下も予想される。

こういう記事を書く動機は、官僚様に媚びてのアベノミクス批判であるか、あるいは楽して儲けたい銀行スポンサー様のご意向なんでしょう。
銀行としては競争するより何も考えずに国債だけ買って儲けたいでしょうから。
住宅ローンで利益がでないなら止めれば良いと思うのですが、銀行様はどうしてやっているのでしょう?
本当に利益が出ないなら、政府系の金融機関が住宅ローンをやれば良いので、民間のヘタレ銀行さまたちはさっさと撤退すれば良いと思います。
読売新聞のようなパシリに嘘記事を書かせる手間は要りません。
そもそも今は大規模金融緩和でタダ同然のカネがいくらでも手に入っている状況なのですから、低金利だなんだと文句を言わずにさっさと貸出業務に励めば良いのですよ。
国債だけ買って寝てりゃいい、なんてのは銀行の本来の仕事じゃありません。
また、世間を舐めきったことをいう銀行の尻を叩くためにも、超過準備への付利をやめるか、大きく引き下げるかするべきでしょう。
超過準備に付利していると、そこに置いておくだけで銀行は儲かってしまいますから、そういう退廃をさせるべきではありません。
銀行から国債を買うときに高めの値段で買って、超過準備には付利しない、カネをさっさと世の中で活かせ、という方法をするべきだと思いますが・・・黒田日銀はやらんでしょうなぁ。