QE3終了・日銀追加緩和・経常利益増加

黒田岩田日銀グッドジョブです。
QE3終了のタイミングに合わせての追加緩和はとても良い動きで、これは賞賛されるべきこと。
円安・株高の動きは強まり、今後何かが発生してもマイナス方向に行きにくくなるでしょう。
消費増税の悪影響で消費などは落ちていますが、雇用はなんとか踏みとどまっており、この場面での追加緩和はさらに雇用を下支えするでしょう。
次は消費増税を中止することができれば、日本経済は大復活することでしょうから是非その方向に向かって欲しいものです。
現在の経済状況は懸念事項がたくさんありますが、金融政策はとりあえず実体経済に良い影響をもたらしています。

中間決算ピーク
10月31日 17時35分 NHK
東京証券取引所では、ことし4月から9月までの中間決算の発表が31日、ピークを迎えました。
大手証券会社の「SMBC日興証券」が30日までに発表を終えた東証一部の上場企業、312社の業績を集計したところ、経常利益の合計は、全体で合わせて5兆1960億円と、去年の同じ時期に比べて17.4%増えています。これは、外国為替市場で円安ドル高が進んだ影響で、輸出関連の業種を中心に増益が相次いでいることが主な要因です。
業種別では、「電機」が53%、「精密機械」が57%など大幅な増益になっているほか、船舶向けの需要が好調な「鉄鋼」も15%の増益になっています。一方、「食品」は多くを輸入している原材料の価格が円安の影響で上がったことで1%の増益にとどまったほか、「小売」は消費税率が引き上げられたあとの消費の低迷を背景に19%の減益となっています
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141031/k10015860601000.html

ソニーの経営者が「円安はマイナス影響だ」と発言したそうですが、電機全体では大幅な増益になっているのですから、つまりそれはソニーの経営が失敗しているということなのでしょう。ソニーの業績が本当に落ちているのかどうか知りませんが。
業績が上がっているのに円安を腐しているなら、しがらみに基づくポジショントークでしょう。
興味深いのは鉄鋼や食品も増益になっている点です。
巷では、「円安で原材料費が値上がりして大変!」といったウソ話が蔓延させられていますが、原材料を海外からの輸入に頼っている業種でもやっぱり増益しているんですよね。
この辺が経済の複雑なところで、単純計算の理屈で予測できないものなんですよね。大幅に円安になって原材料が値上がりしているのに、平べったい理屈からいえばあんまり儲からないはずなのに、実際には儲かってしまうんですよね。
事実って怖いですね。
聞きかじりの屁理屈を木っ端微塵に粉砕してしまいます。
利権やイデオロギーに毒された人たちの願望とは裏腹に、金融政策は着実に成果を上げています。