藤井聡は参与を辞めたらいいんじゃないか

安倍政権の経済政策が気に食わなくて、遠回しにサギ師呼ばわりするくらいなら、男らしくすぱっと参与を辞めたらいいと思うんですけどね。
【藤井聡】サギ師の構造 | 「新」経世済民新聞
藤井がおかしなことを言うのはいつものことなんですけれども、問題のある記述は放置できないのであげつらっておきましょう。

以前、本メルマガでも取り上げたいわゆる「骨太2014」ですが、この文書には、様々な「言葉」が書き連ねられています。
http://bit.ly/1qK91Kl
【略】
まず、この文書には、次の様な言葉が記載されています。
(A)
「基盤的な制度、文化、公共心など社会を支えている土台を大切にする 」
【略】
(B)
「経済を世界に開き」
「絶え間なくイノベーションを起こし」
「高付加価値な財・サービスを生み出す」
「性別、年齢に関わらず、意欲、個性や能力に応じて活躍できる社会、制度、仕組みを構築」
「地域における『集約・活性化』を進める」
【略】
(C)「名目3%程度、実質2%程度の成長(2013〜22年度平均)を目指す。」
【略】
(D)「国・地方のPBについて2015年度までに赤字対GDP比半減(2010年度比)」を….目指す。
と書かれています。
今、政府では、この(D)の実現をするために、財政支出をさらに削ると同時に、消費税増税の10%への増税が検討されています。
しかし、それらの取り組みは、多くの全てのエコノミストが同意しているように、文字通り「デフレを促進する」事が懸念されます(ちなみに(B)もまた同様の効果を持つと、岩田日銀副総裁も主張しておられますよね 笑)。

最後がお得意の捏造ですかね。
岩田副総裁が、どの講演や著作のなかで、そのような主張をしたのか明示しなければいけません。私はそういった記載は見たことがありませんが。
三橋・藤井・中野(三藤中)は(B)のような政策に異様なまでに否定的ですけれども、彼らが言うように(B)的な政策が、「デフレを助長する」とか「日本社会を破壊する」なんてことはないので、デマカセもいいとこなんですけど。
藤井は大学教授のくせに、自分の主張の理屈付けは三橋より下手くそなので、デマを流すにしても、もう少し頭を使う方が良いと思います。