【三橋貴明】平均が上がって喜ぶ人などいるわけない【藤井聡】

まいど愚劣な三橋貴明藤井聡

「労働者の平均給与」(現金給与総額)は1990年の調査開始以降、「最低水準」を更新した。これらを踏まえるなら「デフレ脱却完了せり」とは何人たりとも断定できぬ状況だろう。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11820512322.html

藤井が書いているのは「従業者一人あたりの現金給与総額」です。
平均値が上がって喜ぶ人、下がって悲しむ人っているのでしょうか。
たとえば、あなたの職場に年俸3000万円の同僚が入ってきたら、あなたの職場の一人当たり平均給与は上昇しますが、それが嬉しいですか?
三橋と藤井は本当に超絶的なアレなんじゃないかと最近思うようになりました。
参考までに日経の記事を。

現金給与総額、最低水準で横ばい 13年31万4150円
 現金給与総額を就業形態別でみると、正社員などフルタイムで働く一般労働者は40万4743円で前年比0.7%増えた。一方、パートは9万6630円と0.6%減った。労働者全体に占めるパートの割合は0.6%増の29.4%で過去最高を更新した。
【略】
 ボーナスなど特別に支払われた給与は企業収益の改善から2.1%増の5万3715円と2年ぶりに増えた。一方、基本給や家族手当などの所定内給与は0.6%減の24万1338円と8年連続で減った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

給与の低いパートタイム労働者の割合が増えれば、平均給与が下がるのは当たり前ですわな。
引き続いて藤井の論説から引用。

政府系投資額が右肩上がりで伸びているうちは名目GDPが伸び、その減少局面では名目GDPも減少していく。

藤井のグラフは三橋のブログでどうぞ。
私も国交省のHPから政府系建設投資について調べました。
平成25年度建設投資見通し概要

平成7年=1995年、平成8年=1996年をみると、政府系建設投資が35兆円であり、このグラフでは最高値です。
平成19年=2007年、平成20年=2008年、平成23年=2011年を見ると、政府系建設投資が17兆円で最低。
次にウィキペディアから名目GDPの額を見ましょう。
国内総生産 - Wikipedia

年度 名目GDP
1994年 495,743.4
1995年 501,706.9
1996年 511,934.8
1997年 523,198.3
1998年 512,438.6
1999年 504,903.2
2000年 509,860.0
2001年 505,543.2
2002年 499,147.0
2003年 498,854.8
2004年 503,725.3
2005年 503,903.0
2006年 506,687.0
2007年 512,975.2
2008年 501,209.3
2009年 471,138.7
2010年 482,384.4
2011年 470,623.2
2012年 475,867.9


1995年は501兆円、1996年は511兆円。
2007年は512兆円、2008年は501兆円、2011年は470兆円。


…おや?
関係なくね
あまりに関係ないのでデータの名前を間違えたかと思いましたが…
どうしてこうなるの?