「市場原理主義者」など存在しない

そんなものは空想上の存在。
橋下の水道民営化論は非難して、麻生の水道民営化論は不問に付す三橋貴明が又も変なことを言っています。

 さて、明日はいよいよ「顔のない独裁者 」の発売日でございます。
【中略】
新古典派経済学に基づく各種手法、思想(構造改革新自由主義グローバリズム市場原理主義などなど)に完全に日本が支配されてしまった世界」 をシミュレートする小説の企画を思いつき、さかき漣に執筆を依頼したわけでございます。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11686220968.html

新古典派経済学市場原理主義
「市場の失敗」への対処を主張しているのに?

新古典派経済学は自由放任主義レッセフェール)の理論であるとの見解がしばしば表明されてきたが、ケインズ以前あるいはケインズ以外の自由主義経済学派の系統と呼ぶのがより実体に近く、政治思想としての自由放任主義、とくにリバタリアニズムアナキズム無政府主義)とは大きく異なり、公共財の供給や市場の失敗への対処、あるいはマクロ経済安定化政策など政府にしか適切に行えないものは政府が行うべきであるとするなど、政府の役割も重視する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%8F%A4%E5%85%B8%E6%B4%BE%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6

一応「学者」ということになっている藤井聡も、学者なのに何故か譬え話だけで三橋の小説を礼賛する始末。

当方にしてみれば、「新自由主義が人間に不幸をもたらす」なんてことはほとんど論ずるまでもない当たり前のことで、それこそ、「レモンは酸っぱいですね」とか「ゴーヤはほろ苦いですよね」くらいの話にしか思えない。。。というのが率直な印象でありました。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/11/12/%E3%80%90%E8%97%A4%E4%BA%95%E8%81%A1%E3%80%91%E6%9C%80%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5/

本当に学識があれば新古典派経済学が何たるかを分かっている筈ですが、どういうわけか譬え話しかしません。
譬えは譬えにすぎず、事実でも真実でもありません。
この態度はデフレ派と共通するものがありますね。
「公共事業でデフレ脱却」などと主張しているようですが、財政だけいくらやってもデフレから抜け出すことはできません。
今のアメリカが財政支出を減らしているのに実質GDPが増加していること総需要不足でGDPギャップが巨額に上るにもかかわらずインフレであることを説明してみるが良いでしょう。
学者ならね。