消費増税は私利私欲

大企業や経営者団体がこぞって消費増税に賛成していますが、その動機は官との結びつきや、「輸出戻し税」を念頭に置いたものだと言われています。

戻し税 −どこか腑に落ちない輸出企業への消費税の還付
PRESIDENT 2013年2月4日号
この輸出戻し税は毎年3兆円にのぼるといわれており、消費税1%分の税収に匹敵するという。気になるのは、これが本当に戻し税かということである。
前回の消費税増税の際には、税率が高くなった分、大手メーカーが下請けに値引きを要求したケースも多いといわれている。先の例では80万円の商品にかかる4万円の消費税分だけ本体価格を値下げさせ、消費税込み80万円で納入させる形だ。
http://president.jp/articles/-/8619

専門家でもないのに「有識者会議」に出席して、消費増税に賛成する者もいますが、そのように官に媚びておくとメディアへの露出や、さまざまな肩書の獲得などで有利になるとの話で、この戦術はさまざまな「識者」や「アルファブロガー」が採用しています。
どれほどいい加減なことを言っても、一向にメディアやネットへの露出や「評判」が衰えず、間違った発言を繰り返す一方で、出版や講演、メディア出演などで荒稼ぎしている人たちがいますが、彼らに共通する特徴は「官に同調すること」「官に媚びる者同士で褒め合い、知名度を高め合う」という点です。
学識にも発言内容の妥当性にも多くの人々から疑問をもたれつつも、不自然に上手くやっているのは偶然ではないわけですね。
これを逆手にとると、「不自然に上手くやっている人間」が或る問題にどのように反応するか、だいたい予測できるようになりますし、誰が「上手くやっている人間なのか」を見ぬくことができるようになります。
敵を察知するのに有用な視点です。