格差とアベノミクス

格差是正論者で知られる、ノーベル賞受賞者スティグリッツ教授が、アベノミクスに全面的な賛意を表しました。
ポーゼン、クルーグマン、アイケングリーンなど、その他その他、世界の超一流学者のお墨付きを得ている安倍首相の経済政策は本物であり、現実に成果が出ています。

首相 成長の恩恵を多くの人に
3月21日 16時7分 NHK
安倍総理大臣は、ノーベル経済学賞受賞者で、アメリカのコロンビア大学ジョゼフ・スティグリッツ教授と会談し、スティグリッツ教授が、医療や教育などに予算を振り向け、自立的な経済成長を目指す重要性を指摘したのに対し、安倍総理大臣は、多くの人が経済成長の恩恵を受けられるよう努める考えを示しました。

平成25年3月21日 スティグリッツ コロンビア大学教授による表敬 | 平成25年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
ただ、スティグリッツ教授も指摘する通り、再分配や弱者救済にもう少し意を用いるべきかと思います。
リフレーション政策と弱者救済は矛盾するどころか、軌を一にしています。
収入の低さに悩まされる人々は、お金さえあれば買いたいものが沢山あるのですから、普通の人よりも消費する傾向が強く、再分配を行えば景気回復を先導する働きをしてくれるでしょう。
再分配は恒久的に行うことが理想だと思いますが、そこまで行かなくともデフレ脱却を目指すこの先2年間に、低所得者向けの給付金を実施するのは効果的でしょう。
麻生がやったようなショボい給付金ではなく、インパクトがあり、消費に回る蓋然性を高める工夫をした政策を行なってもらえれば、日本社会の平等性は上がり、不幸が少なくなり、景気も良くなり、アベノミクスへの支持も一層高まるはずです。