民主党がデフレ脱却を妨害

よいよ民主党の本性が明らかになってきました。
デフレ脱却について明示的に反対しています。
日本をデフレの沼にたたき落としたままにしたい、という意思です。
デフレ脱却を妨害する民主党

日銀総裁人事、5年前に反対したから自動的に「ノー」とはならない=民主・前原氏
「政府の言いなりになる人は好ましくない」が最も重要な要件=日銀総裁人事で民主・前原氏
過度なリフレ派は好ましくない、出身にはこだわらない=日銀総裁人事で民主・前原氏
日銀総裁・副総裁3人のチーム力で判断、組み合わせは「専門家・役人OB・日銀出身」=民主・前原氏
アベノミクスに「危うさ」、2%の物価目標達成を日銀に任せるのは無理=民主・前原氏
政府案は海江田代表・桜井政調会長と3人でまず判断、まだ打診はない、=民主・前原氏

こうして並べてみると、そのクズぶりに圧倒されます。
5年前に民主党は、単に「財務省出身だから」という理由で日銀総裁選びでゴネまくり、白川を総裁にねじ込んで最悪のデフレ状況を作り出しました。
今回アベノミクスが成功しかけている中では真逆のことを言い出しました。

武藤氏同意に含み=海江田民主代表「いろいろ考える」―日銀総裁人事
時事通信 2月21日(木)15時30分配信
 民主党海江田万里代表は21日の記者会見で、政府が次期日銀総裁として財務事務次官OBの武藤敏郎大和総研理事長(69)を提案した場合、国会で同意することに含みを残した。

民主党が白川を使ってデフレを悪化させたのは意図的なものであったわけです。

「過度のリフレ派」とは何か?

前原ごときの適当発言を真に受けても無益なのですが、その詐話ぶりを明らかにしておくのは後々のために大切なので、作業としてやっておきましょう。
過度なリフレ派は好ましくない

政府の圧力に屈するというのは、今後政府が国債を発行して景気対策をするとして国債が市場で売れなかった場合、日銀は政府のことを聞いて国債を引き受けるのではないか(と映ること)。

これは前原の妄想。
妄想に根ざして「批判」するのを藁人形論法といいます。
反リフレ派の常套手段です。
リフレーション政策では国債の買いオペレーションをすることを提唱しますが、これは普段からやっている、どうということのない手法です。
また、日銀による国債引受も毎年行われています。

リフレ派とは、無理に物価上昇を実現すること。日銀総裁については、金融緩和論者であることは大事だが、過度なリフレ派は好ましくない

これは単なるウソであり、デタラメですね。
前原の発言はリフレ派学者を念頭において言っており、その学者は前原が言うようなことを全く主張していないのですから、ほとんど名誉毀損もののウソをついています。
ウソは民主党お家芸とはいえ、公人の自覚が毛の先ほどもないトッチャン坊やです。
この男は金融政策の知識など持ちあわせていませんから反問されても答えることは無いですし、出来ないのですが、「無理な物価上昇」とはどういう現象なのか説明させたいものです。
前原は「物価上昇とは経済活動が好転し始めて、供給過剰が解消され、需給ギャップが解消し、自然な経済活動のなかで物価上昇が図られるべき」と主張しており、実はこれは岩田規久男教授などリフレ派の著作に登場するアイデアであり、前原が盗んだことは明らかです。
相手から盗んだ考えで、その相手を批判するなどという卑しい手法をよくもまあ考えつくものです。
外国人からの違法献金を受けるだけのことはあります。
なに人だったっけ?

金融政策だけでデフレ脱却、日本の経済成長や、日本の諸課題の解決はできないことをわかったうえで、しっかりやって欲しい

デフレは貨幣現象なので金融政策だけで、金融政策でこそ脱却可能なものです。
成長戦略や行政改革はデフレ脱却と無関係です。
間違った内容をいう自由は、自由な社会のコストなのでしょうが、政治家が率先して嘘をつくのが大きな問題点です。