『格差は是正できない。ごめんなさいといっておけばいい』

今日も放言絶好調、藤井裕久

違憲状態では不可能 衆院解散・総選挙で民主・藤井氏
2012.6.18 20:00 産経新聞
 民主党藤井裕久税制調査会長は18日、都内で開かれたシンポジウムに出席し、衆院解散・総選挙について「今は違憲状態だ。解散を決めるのは野田佳彦首相だが、『違憲状態の選挙はありえない』と野田さんに言っている」と述べ、最高裁違憲状態と判断した現行制度の「一票の格差」を是正しない限りは行えないとの考えを改めて指摘した。

最近の民主党はもはや『民意を無視して馬鹿にしきっても、官僚と組んでおけば余裕で保身できる』とばかりに開き直った放言の連打をかましています。
上記記事でも「違憲状態では選挙はできない」と言ってはいますが、「違憲状態を是正する」とは言っていないわけで、一票の格差を放置しても何の問題もない、放置したまま任期切れを迎えて仕方なく選挙する、というつもりでしょう。
そしてマニフェストには「一票の格差を是正します」と書いておいて、いずれは反故にするというお決まりのパターンです。
こんな嘘つき与党とよろしくやっている野党も同罪ですね。
一票の格差も問題ではありますが、藤井裕久みたいな誠意のかけらもない国会議員が当選してしまうのは小選挙区制の問題があります。
小選挙区制は一つの選挙区で一人しか当選できないため、その選挙区で獲得しておくべき票が少なくて済んでしまいます。つまり組織票が有利な選挙制度です。
小選挙区制の導入にあたっては、「これで金権選挙とおさらばした上に二大政党制にできる」というメリットが喧伝されましたが、選挙は相変わらずカネがないと出馬できませんし、現在目の当たりにしているとおり、二大政党が官僚のいいなりになって談合している有様ですから、日本では二大政党制のメリットはありませんね。
小選挙区制はやめて中選挙区制に戻した方がマシだと思います。*1組織票で当選する者がいても、そうではない候補者が2位、3位で当選できる制度の方がバランスがとれるだろうと思います。

*1:比例代表制は残して