毎日新聞はやっぱりいい加減だった

以前毎日新聞は、「金融緩和すると銀行からの貸出が増える、と日銀が考えている」という記事を掲載し、これまでの経緯と全く矛盾するその内容に私は「ホンマかいな。ちゃんと取材したのか」と疑っていたのですが、やっぱりテキトーに書かれた記事だということがわかりました。
日銀はいつ方針転換をしたのか? - Maddercloud
しかし日銀は、本日の記事で次のように述べています。

緩和効果は「量」で測れないと日銀総裁が強調、「金利」が大事
2012年 05月 24日 19:56
[東京 24日 ロイター] 
白川総裁は24日午後の衆院社会保障・税一体改革特別委員会で「実質ゼロ金利政策と金融資産の買い入れなどで強力に金融緩和を推進していく」との方針を改めて強調。その上で、ゼロ金利下では日銀が大量に資金を供給しても、資金はそのまま当座預金に預けられる「のれんに腕押し」の状況になっているため、「量では金融緩和の度合いは測れない」と指摘した。総裁は23日の金融政策決定会合後の会見でも、同じ内容の発言を行っている。

ほらね。
上記の見解は日銀が従来から押し通してきた「ブタ積み論」です。変わっていませんね。
結局まぁ毎日新聞は金融政策についてよく学習せず、取材もろくにせずに記事を書いていたことになりますね。
毎日新聞は言論機関としてもう存在してはいけないところにまで来ているように思いますね。
政府や政府機関の提灯記事ばかり書いているようでは、大量のガソリンを使って宅配する価値はないでしょう。
毎日新聞が存在することで間違った知識が広まる上に資源の浪費、環境の汚染が引き起こされているのですから、社会にとって幾重にも有害な組織だと思います。
あ、「低金利だから金融緩和している」という日銀総裁の主張は非常に疑わしいことも付け加えておきます。ノーベル賞受賞者から反対意見が出ていますので。