いくら金持ちでも食べるご飯は2杯くらい。

世の中には10倍以上の収入格差は珍しくないが、貧乏な人の10倍金持ちな人間でもご飯は同じ程度しか食べない。金持ちであっても2杯以上は要らないし、貧乏な人もご飯2杯くらい食べるお金はある。
この現実に消費税を掛け合わせると、ご飯2杯に同じ額の消費税をかけて貧乏な人もお金持ちも食べている。貧乏な人もお金持ちも同じ税負担でご飯を食べることになる。もちろん不公平な話。
そんな消費税を1997年に増税して以来、自殺者は年に8000人増え、税収は上がっていない。増税しても税収は増えないという事実が14年に渡って提示され続けているが、我が国の財務大臣はそれを認識していない。

安住淳財務相は12日、都内の日本記者クラブで記者会見し、社会保障と税の一体改革に伴う消費増税について「社会保障の安定に近づくことは安心して消費を行える社会の構築に役立つ」と述べ、今回の増税が消費に及ぼす悪影響は小さいとの認識を示した。


その上で、税率を5%に上げた1997年に景気が悪化したのはアジア通貨危機山一証券破綻などが重なったためだと指摘した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012011200852

1998年から税収が上がっていない、デフレが継続している、という事実はアジア通貨危機山一證券破綻とは関係していない。安住の発言は1997年の不況にのみ限定したものなので単なる詭弁だし、意図的に焦点をずらしている。NHK⇒国会議員と、常に社会の上層で胡坐をかいて苦労を知らない人間にありがちな生態。