大間原発は全炉心がMOX燃料。

原発事故の真っ最中に建設継続が宣言された大間原発は全ての炉心でプルト君をじゃんじゃんと燃やします。
MOX燃料ちゃんはおきゃんなので、制御棒が効きにくくなるそうです。
使用済み燃料棒の中間保管も最終処分も場所が無くてプールに貯め込んでいる状況で、更に核のゴミを増やすわけですね。
6割の原発が止まっている現状で電力が足りているのにまだ造るのは非合理なんですけれども。
建造途中の原発でも中心するという例はアメリカでもあったのですから、建造中止は別に「非常識」でもなく「勿体無く」もありません。
使った金を惜しんで更に大きな損をするのは貧乏根性が招く災厄です。

大間原発設置を許可 電源開発の全MOX燃料炉
 すべての燃料にプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使う電源開発(Jパワー)の大間原発青森県大間町、改良型沸騰水型軽水炉、138万3000キロワット)について、経済産業省は23日、設置を正式に許可した。Jパワーは2012年の運転開始を目指し、5月に建設を始める。


 大間原発はJパワーの初の原発で、全炉心にMOX燃料を使う商業用軽水炉は世界で初という。経産省によると、原発の新規建設の場所としては1998年に許可された東北電力東通1号機(青森県東通村)以来。


 この日甘利明経産相は、経産省でJパワーの中垣喜彦社長に許可文書を手渡し「国の原子力政策の重要な一翼を担い、地球温暖化防止や原子力の平和利用を進めていく上で極めて重要な原発なので、安全には万全を期してほしい」と述べ、中垣社長は「責任を感じている。全力を尽くしたい」と答えた。
2008/04/23 13:58 【共同通信