いまだに、この期に及んで電源バックアップはありません。

NHK「かぶんブログ」


2011年04月11日 (月)
【水野解説:余震で原発の注水停止・そのとき何が】


前略


東京電力ではこうした場合を想定して、代替策を用意はしていました。
1つは軽油で動く仮設のディーゼル発電機でポンプを動かす方法。


2つめは消防のポンプ車で水を入れる方法。


3つめは電源車を使って、ポンプを動かす方法。


この3つを用意していましたが、いずれも有効に機能せず、結局は外部電源が復旧した午後6時ごろに注水が再開されて危機的な状況を回避できました。


中略


では、消防ポンプ車など代わりの方法がなぜ、すぐ動かなかったのか。


いずれの方法も切り替えるのに作業員が直接現場で作業をする必要があります。


しかし津波注意報が出たため、作業員は安全な場所まで退避し、切り替え作業ができなかったと思われます。
これは作業員の安全を確保するためには当然の措置ですが、結局作業員が現場に行くことが出来なくなり、代替措置が有効に機能しなかったということです。


ただ今後も余震や津波注意報や警報は予想されますから、
そのたびに、炉心への注水が止まるようでは、安全を確保できているとは言えないと思います。


この影響で、きょう行われる予定だった、2号機の高濃度の汚染水を別のタンクに移す作業も中止となりました。


今後外部電源が失われたときに、人手に頼らず自動的に注水が継続できるようなシステムをぜひ組んでおくことが求められます。

今後外部電源が失われたときに、人手に頼らず自動的に注水が継続できるようなシステムをぜひ組んでおくことが求められます。


余震が来る、余震による津波が来る、ということは100%わかっていることです。
それに対する備えがいまだにない、のが東電クオリティ。
100%想定できることにもまだ備えられないのがエリート集団東電。
100%想定できるのだから「想定外」なんぞ有り得ず、単に想定する能力がないのが高所得サラリーマン東電。
このような人々が現在進行形で日本を危機に陥れています。