テレビはやれる事でもやりません。そういう性格のものです。


テレビには無理だよ。

TBSキャスター金平氏ソーシャルメディアによる”革命的なこと”はテレビでも全部できる」
2011.03.10 17:00:59 ガジェット通信


TBS『報道特集』キャスターの金平茂紀氏は2011年3月8日、放送批評懇談会が主催するシンポジウムのディスカッションに出席。ソーシャルメディア時代のテレビの在り方について、「ソーシャルメディアの人たちが言う”新しいこと”や”革命的なこと”、そんなことはテレビでも全部できる」と語った。


中略


ソーシャルメディアの特性やメリットは、(テレビのような)既存のメディアが全部できること。ソーシャルメディアだからできることではない。むしろテレビ自体がソーシャルメディアソーシャルメディアの人たちが言う“ここが新しい”、“ここが革命的だ”ということ、そんなことは既存のメディアでもできる


平氏は続けて、チュニジア革命の起爆剤になったのは”民衆の怒りの感情の共有”であり、「『Facebook』や『Twitter』というのは(あくまで)ツールにすぎない」とした。


後略

別にメディアに限ったことではありませんが、その業種のビジネス上のあり方による制約がありますな。
テレビという業種はその成り立ちからいってソーシャルメディアのようなことはできません。
出来ることがあったとしてもビジネス上、社会的位置づけ上、色んな偉い人とのしがらみ上、「やれません」と言ってやらないのがテレビです。仕方ないことです。
私なんぞのこのブログは、「はてな」という会社にとっては顧客なんでしょうね。おそらく微々たるメリットがあるのでしょう。会社としてサービスを提供しているのだから当然ですね。
しかし私にとっては何の利得もありません。しかし私は大喜びで書いているわけ。このように何の得にもならないことを「やりたいから、やるべきだから」と行う人が大勢いて、ネットはその場とツールを提供します。
テレビにそれができますか?
一般の多くの人々とそのような関わりができますか?
できませんね。
テレビは一部の特権的な人々が利益を囲い込むスタイルのビジネスで、それ以外のあり方をすると成り立たない筈です。
金と名声のためなら何でもするし、金と名声のためならやるべきこともやりません、という立場ではネットの広大でフラットで恬淡としたあり方の真似はできないですよ。
テレビがこれからネットに負けるわけでもないし、ネットに群がる我々貧民に社会ステータスや年収で負けるわけでもないのだから、あまり神経質になる必要はないでしょう。