Judas Priest @パシフィコ横浜

ライブに行って参りました。
今回のライブで個人的に特筆すべきことは、「Rock Hard Ride Free」が演奏されたことであり、感無量であります。

背徳の掟

背徳の掟

この曲を聴いていたころは部活とか進路とか色々大変な時期だったのですが、そういった時期に感情移入していた音楽には今も特別な思い入れがあるものです。
「Rock Hard Ride Free」は雑誌やネットで言及されることが少ないので、「あまり注目を集めない曲なのか」と残念に思っていましたが、今回のライブでは滅茶苦茶盛り上がっていました。
密かにこの曲を好きな人々が多かったのでしょう。


ライブ全体の印象として、「Judas Priestの骨太で攻撃的な部分がよく表れていたな」と思いました。
メンバーの年齢など全然関係なく、むしろ以前よりもガツンと叩き付けてくる開き直った感じがしました。
世間の流行り廃りを気にしていない様子が非常によかったですね。
メタル界にも流行りはあって、「こういうのが格好いいんだよ」としたり顔で語られるのが、私なんぞは黙ってはいても苦々しかったりしたもんです。私個人は別にそんなものを聴きたくないので。
流行は無視できないですからバンドが影響を受けるのは仕方ないのですけど、古い時代の曲だからダサいとか単純な曲だからつまらんとか、そんなことは全然ないですね。
シンプルな曲の方がライブでは映えますしね。


今回はまず「Hell Patrol」で「お!?」と思い、「Dissident Aggressor」では仰天しましたねえ。

ペインキラー

ペインキラー

背信の門

背信の門

Dissident Aggressorはもう演奏されないだろうと考えていましたので、Rock Hard Ride Freeと並んで、貴重な体験となりました。
Judas Priest の場合、「Between the Hammer And The Anvil」 のような哀愁漂うハードロック調の曲やElectric Eye のような近未来感バリバリのクールな曲とかが人気なんですが、Dissident AggressorやKilling Machineみたいな重くてダークな、まるで黒塗りの刃物みたいなとげとげしさも魅力なんですよね。
殺人機械

殺人機械

復讐の叫び

復讐の叫び

この辺、「女子供にはわかるめえ」とか思うのですが、昨日のライブでは20代くらいの可愛い女の子が「Breaking The Law」で飛び跳ねて踊ってまして、目の保養になりました。
関係ないか。
ブリティッシュ・スティール

ブリティッシュ・スティール