消えてしまうかもしれないので・・・

前文引用させてもらいますが。

社会人になんかなりたくない。

なんで毎日あんなに働けるの? 家に帰るのが夜っておかしくない? なんでこんなカツカツの仕組みになってんの?

1日5時間労働くらいでみんな暮らしてける社会になんない?

ああ、社会人になりたくないよ。

何時間でも友達と話したいよ。好きな本は徹夜で読み込みたいよ。思索に1日使ってしまいたいよ。料理に何時間もかけて友人と食べたいよ。公園を毎日ふらふら散歩したいよ。日差しが眩しい時間に外を歩きたいよ。討論で盛り上がって朝を迎えたいよ。踊り明かしたいよ。あの夢のような時間にはもうさよならしなきゃいけないなんて、そんなの、嫌だよ。

一日の始まりにその日の予定を立てる。朝から光が眩しかったから外へ行くことに決めてとりあえず電車に乗る。電車の中で文庫本を一冊読み終え、何かの縁だと思ってそこで降りる。少し温んできた空気のなかをぼんやり歩く。お寺があったので入ってみる。古びた木の建物の、かかる緑のかげが奇麗で涙が出る。そんな一日がずっと続くと思っていた。

もうさよならだ。

社会人になんかなりたくない。
社会人になんかなりたくない。 なんで毎日あんなに働けるの? 家に帰るの..

私なんかは既にそこそこ折り合いつけて飯食ってるから後戻りするつもりは全然ないですけど、この文章の中盤あたりは懐かしく共感しますね。