養殖業の問題点
あいかわらず読書中。
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,楡井浩一
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2005/12/21
- メディア: 単行本
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P312
養殖で育てられる魚は、おもに野生の魚を餌にするので、たいていの場合、みずから産出する魚肉より大量の―最高で二十倍の―野生の魚肉を消費する
うーん。これは意外。
私なんか、「魚資源を保護するために養殖をもっとやれば?」くらいに思っていたのですが…
日本の沖合漁業も大幅に漁獲量を減らしていますし。
その原因は乱獲や海水温の変化によって魚が減ったからだと言われていますね。
獣肉の場合、肉を生産するのに10倍の重さの穀物が必要、てな指摘がなされていましたが、魚も獣肉と変わらないくらいの負担を齎すわけですねえ。
これはもう、動物性たんぱく質の摂取量を減らす以外に方策がないのかもしれませんね。