自由は無秩序。

実質的には。
個人的には堅苦しいのが嫌いなのですが、だからといって自由ならなんでもいいかというと、そうは思いません。
へらへらする余地が適当に残っていればそれでよく、基本的には物事に規範がしっかりあるほうが好きです。


車道の車がきちんと走っているのは、そこにラインが引いてあり、標識があり、違反にはきつい罰則があるから。


歩道での歩行者は、スペースが空いていても他人にぶち当たるような歩き方をするし、まっすぐ歩けば効率よく人が流れる状況でも斜めに歩きたけりゃ歩きますし、人の踵を踏んでもあやまりませんし、電車などの出口で後ろに人が詰まっていても平気でしゃべくってます。


歩道で歩行者がまるでなっていないのはそこに規範がないからです。


それと同じように、教育に国家がかかわらなくなったら、どうしようもなくなります。
一般的に人間は自由な状況では碌なふるまいができませんから、教育の基準を決める作業をしなくなったら箸にも棒にも掛からない手合いが量産されることになるでしょう。


自由がなんでも解決するとかいう考えには全く根拠がありません。