追加緩和をする方が良いと思います。

浜田参与と黒田総裁は追加緩和を必要ないとしていますが、私はする方が良いと思います。
雇用は良好、1月の日銀追加緩和は不要=浜田参与
現時点で追加緩和考えない、賃金上昇やや鈍い=黒田日銀総裁
いまの円高・株安傾向がいつまで続くかによるんですが、1月末まで続くようなら、実体経済にも悪影響があるはずですから。
1〜3月のGDP統計がでるのは5月(!)ですから、なんかものすごい先の話ですなぁ。
2016年が始まったばかりなのに、今の予想の是非が分かるのがゴールデンウィークぐらい、というのは遠すぎて。
1月の時点でいったことが外れていても、みんな忘れていて誰も問題にしない、というあたりが経済政策論議がいい加減になる元凶なんでしょうが、どうにもなりません。
浜田参与と黒田総裁の意見の共通点は、現在の状況を根拠に金融政策を論じているところ。
今のインフレ率が好調だから、雇用が好調だから追加緩和は必要ない、という意見なんですけれども、それで良かったんでしたっけ。
現在の状況で判定して良いなら、予想インフレ率なんて必要ないと思うんですけど。
ともかく、浜田参与と黒田総裁の主張が妥当だったかどうかは5月にならないとわかりませんし、先の話ですから、1月になした主張なんて誰も覚えていませんし、5月までにはいろいろな経済イベントが発生するはずなので、どうとでも言い逃れできますからね。
この辺のいい加減さが、経済政策をまともに論議することをアホらしいと思わせる理由なんじゃないかと思います。